マグカップ製造中2014/12/01 23:55

試作だけして長らく作らずにいたものを作ることにしました。問題は数よねぇ。
今のところ、持ち手をつけない分と試作で33個あります。効率よく作るため、持ち手のための本体への穴あけ作業は、固定具を作って行います。手間がかかるからこれくらいでやめておこうかな・・・。うーん、2012年冬に生産した湯のみの再生産もしようかしら。湯のみとマグを合わせれば、全体で60程度でよいかもしれません。湯のみは色柄を二種類に減らし、15ずつではいかがだろう・・・。先着15名はまずいか ? 作りながら気分で増やそうかと思います。これけっこう作るの大変なのだ。

コロネとコロネ2014/12/02 19:28

製作にやたらと時間ばかりかかっておりましたが、なんとか全部完成しました。
コロネ二種、あまり説明もいらないコロネです。ちょっとパン生地の色が悪く、茶色が強すぎました。作ったときにボケっとしすぎたかな。工程が多く、造形方法も苦労しました。パン屋としては、棚に並んだパンをお客さんが見て楽しみ、ほしくなるような願いをこめて作っているのはよくわかりました。この奇怪な造形をやるには、何か強烈な意志がなければできません。まぁ、この大きさで作るから、普通のパン屋さんでは味わえないものを味わってしまっただけなのかな ?

白とチョコは同数作りました。チョコはクリームの質感を出すため、クリーム代わりの粘土を詰めた後、デコソースのチョコを塗っています。チョコクリームって、独特の光沢がありますね。あれがないとチョコって気がしません。つまりチョコの方がひと手間かかっていますが、値段は一緒です。ひと手間と言っているけど、このサイズにあまりはみださないようチョコソースを塗るのは、ひどい仕事でした。これだけで一日分の精神力を十分持っていかれます。

値段ですが、おそらく60円になると思います。

水性アクリジョンの課題2014/12/03 17:07

こんな風の強い日にエアブラシをやるのは根本的に間違っておりました。やれるかなと思って始めてしまったら、道具が飛ばされるほどの風で、でも準備して始めた以上はやめるのも大変で、結局地獄を見ながら作業をしました。風が強いと乾燥の早い利点はありつつ、こんな季節で正味5時間も冷たい風に当たっていたら、手の感覚がなくなるわ寒いわで、最後のエアブラシ清掃は、詰まりを起こさないようにして引き上げざるをえませんでした。やらないと他の作業が止まるあせりもありまして、でもそれより大事なものがありました。こりゃ作業効率も悪くなる。
実は問題が発生しまして、今日の作業になりました。陶器丸皿シリーズは、かなり前から作り置きをしていますが、あるとき気づいたら、お皿が全部くっついていたのです。原因は塗料ですな。アクリジョンはこれを解決しているのだと信じ込んでいたら、この壁を乗り越えてはいませんでした。つまり、水性塗料に発生する癒着です。

水性塗料は、長く圧力がかかる場所には使用できません。世に常識を覆す水性塗料も存在しますが、普通に市販されている水性ペンキやニスを塗装に使った場合は、重いものを置かないことが前提になります。水性塗料は硬化後の硬さが少し弱く、重いものを乗せておくと、塗料が溶けてびったりくっつきます。乗せたものがガラスなら簡単に取れますが、ゴムとかだと大変です。これは水性塗料の宿命ですが、水性アクリジョンにも発生することがわかりました。
別に重いものを乗せてはいませんが、塗料が乾燥しても、塗膜が接触した状態を長く保つと、同様の事態が発生します。気密性の高い袋に入れておいたことも、症状の進行を早めた可能性があります。今年の冬に販売したお皿のサンプルを保存していますが、それはくっついていません。水性アクリジョンは塗料としての性質がどうもわかりませんが、いろんなことをやりながら確かめていくしかないでしょう。

で、くっついたお皿は、何度はがしてみても、同じ保存環境下ではくっついてしまうため、表面をラッカー塗料で覆うことにしました。はがれると当然、表面も荒れまして、これは直しました。ものの性質上、表面が平滑面になっている必要もなく、多少のでこぼこがあっても問題にならないため、直しは最小限度にします。数が多くて、こうしないとやっていけません。
で、筆塗りかエアブラシかで、エアブラシにしました。ラッカー系の筆塗りは、正直自信がありません。ですが、今日の作業時間をみたら、筆塗りにすべきだと思いました。これね、白は今日で全部終わったけれど、黒もあるのですよ。また、今後生産するときも同じことが必要で、ラッカー筆塗り技術を磨かないとダメですな。一度目の塗りはアクリジョンを従来どおり使います。粘土相手だと、初回は液体成分が粘土に吸われて、乾燥の早いラッカー系は使いにくいでしょう。

ちなみに、保存しておいたみかんもアクリジョンでくっつきました。保存個数は少ないですが、手間のかかるみかんがやられたのはきつすぎます。みかんには今後アクリジョンは使わず、以前から使用してきた素材に戻します。

ん、その、以前から使用してきた素材で丸皿も塗ればよいのではないか ?? 試してみるしかなかろう。

パンで挟め2014/12/04 23:34

以前から作ろうと思っていたものを作ってみました。見たまんまで解説も特に必要なさそうな品です。
最初試作したときは、パンの色が不自然で、今度はそこを気をつけて作りました。今のところタマゴとツナの二種類ですが、ハムとトマトとレタスもあった方がよいのかと考え中です。パンは大量に作りまして、数は作れるんだけど、何気に中へ具をつめる、いや、パンにのせて挟むのは、このサイズゆえにかなりつらいです。それでも生産性の高い品ではあります。

タマゴは卵白を先に作りました。パン粘土を白くしたものを薄くして、そこから細切りをして、さらにブロックにします。それを卵黄用のデコソースに配合すれば、見事それっぽく完成。パンの上に乗せる困難を除けば、途中までは非常に楽です。最後まで楽なら何の苦労もないのだけれど、もちろんそうはいきません。とりあえず適当な数を作ってみましょう。